本田温志(ほんだあつし)
1972年10月21日生まれ。
長崎県出身。
横山式筋二点療法講師養成コース修了
歯科技工士
長崎にて整体院を開業。
上京し、都内の治療院にて勤務。
表参道のアロマサロンにて、整体法の講師を務める。
2004年、東京・鵜の木にて、「ありがとう生体院」開業。
スポーツ選手や、整体師、アロマセラピストなどから絶大な支持を受けている。
最初のお客さまは母親でした
実は痛みの原因は別にある
お客様は家族のようなもの
本田三佳(ほんだみか)
1975年4月27日生まれ。
神奈川県出身。
英国Dr.E.Bach財団公認プラクティショナー
英国ベイリースクールリフレクソロジスト
大学卒業後リフレクソロジストとして活躍。
様々な自然療法を学び、カウンセラー、講師を勤める。
「ありがとう生体院」の受付・ホームページ担当。
長女を助産院で出産、次女を自宅出産、
長男を思いがけず病院で出産!
趣味は、天然酵母のパン作り。
『子どもがいたら、どうなるの?〜自分らしく生きる25人のママたち』(坂東眞理子/監修・和田清華/編著)
に紹介されている。
――肩こりのひどい私が行きつけの「ありがとう生体院」は、東京大田区鵜の木の、閑静な住宅街にあります。駅からも近く、徒歩3分程度。施術後にコーヒーを一杯いただき、ほっと一息。見回すと、アロマオイルや身体にやさしい石鹸など、こだわりの品々が置かれた棚がかわいらしい。またここはご自宅なので、生活空間でもあります。まるで友人の家に招かれたような気分。この居心地の良さはどこに秘密があるのでしょう?どんな経緯で施術院を始めたのでしょうか?いつもお世話になっている本田あつし先生に、今日はじっくりお話を伺ってみようと思います。
最初のお客さまは母親でした
質問者(以下Q):本田あつし先生は、どのようなきっかけでこの仕事を始められたのですか?
本田あつし先生(以下A):8年前に横山式筋二点療法の勉強会に出たのがきっかけ です。母に勧められて参加しました。参加してみたら、横山先生が本当にスゴイ方で、 3年くらい、この勉強会に通いつめました。この勉強会は各地で行われていて、とにか く数多く実習を積みたかったので、全国中の勉強会に何度も出席しました。私の母 は腰が悪く、まずは、自分ができることを、母にやってあげたかった。それがスタート でした。
※横山式筋二点療法…痛みのある筋肉にタッチしながら、それに関連する筋肉を刺激する
療法。プロのスポーツ選手などからも広く支持されている。
Q:お母さま喜んだでしょうね。それからはどんな形で治療を始められたんですか?
A:スタートが、自分の周りの人を楽にしてあげたい、ということだったので、とりあえず、自宅のとなりにアパートを借りて、そこで施術をしていました
Q:東京にいらっしゃったのは、5年前ですね?
A:そうです。結婚をきっかけに上京しました。(奥様はリフレクソロジストでもある本田みかさん)最初は整骨院に勤めていましたが、お客さまから家でも治療してほしいという希望が多く、3年前に独立しました。
今は鵜の木で治療院を開き、希望の方には出張治療を行っています
実は痛みの原因は別にある
Q:ぎっくり腰の方が最近いらっしゃったそうですね
A:はい。そのお客様は舞台俳優さんで、公演中に腰が痛くなったのだそうです。当日はなんとかこなしたものの、明日も舞台がある、ということで、かなりつらそうでした。いらっしゃったときは腰をかがめて、まっすぐ歩くことも難しそうでした。
Q:でも、ちゃんと立って帰られたんですよね?
A:はい。本当によかったです。次の日の舞台もうまくいったと聞き、妻とふたりで大喜びでした。ぎっくり腰は、これは私の個人的な見解なのですが、仙腸関節がずれていることが多いのです。彼もそうでした。ひとことに「ぎっくり腰」といっても、原因はいろいろあるんですよ。痛みを感じる、根本的な原因を探すところから、治療は始まります。
Q:えっ?痛みの原因を探すんですか?
A:そうです。痛みがあるところ、つまりぎっくり腰だったら「腰」をほぐすことはもちろんですが、腰を痛くしている原因を、施術しながら探すんです。腰を痛くしている原因が、「仙腸関節のずれ」だとわかったら、仙腸関節をずらした原因は何か、また探します。そうやってどんどん原因をたどっていく、という作業を施術中にしているわけです。
Q:最終的な原因はどんなところにあるんですか?
A:もちろん人によって違うのですが、毎日酷使している手足や、胃腸、また、最近は電磁波の影響で、全身の筋肉が硬くなっている方も多いですね。
お客様は家族のようなもの
Q:出張治療も多いそうですが。真夜中に施術に出かけることもあるそうですね
A:今は2人目の娘も生まれたばかりで、なかなかそこまでできないこともあるのですが、お客様から、以前はよく夜中に呼ばれましたね。夜に調子が悪くなる方って結構多いので。なんでそこまでするの? って言われることもあるのですが。 …うまく言えませんが、私の感覚では、お客様は家族みたいなものなんですね。そもそも母が楽になったらいいなと思って始めて、それが結局仕事になりました。だから気持ちは今も始めたころのままで、自分の周りの人に元気でいてほしい、それだけなんです。
私の大好きな映画「パッチアダムス」のモデルで、実在するパッチは「ゲズントハイト・インスティテュート」(日本語にすると「お達者でね!病院」)を創設し、無料で12年間治療しつづけたことで知られています。今の私に「無料で施術する」ことは、大切な家族もいますし、食べられなくなっちゃうのでできませんが(笑)気持ちはすごくよくわかります。パッチ先生は「笑い」で、周りの人を元気づけますが、自分は施術でそうできたらと。
――インタビューを終えて、本田先生というよりは、あっちゃん先生と慕われる人柄が、少し理解できた気がしました。この日もいつも出張治療にいくおばあちゃんから「あっちゃん、切れちゃったから電球買ってきて」と電話が。いそいそと出かけていくあっちゃん先生に「ほんと人がよくて困ります」と笑う奥様のみかさん。この日私も施術していただいたのですが、体だけでなく、心もじんわり癒されました。自宅がそのまま治療院になっているので、治療後にもゆっくりできるところもうれしい。香りや音楽にもこだわりが感じられます。皆さんもぜひ一度体験してみてください。
◎interviewer&text : 五十川藍子 小春日和〜本のある生活
http://www.koharubiyori.com/
◎撮影協力:お茶が飲める 絵本の店 TEAL GREEN in Seed Village
http://tealgreen.exblog.jp/
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